AirFreedom

週末は欠かさず釣りに行ってます、武者小路です。 海釣りから川釣りまで幅広~くやってます。 平日は日々の日記、週末は釣り日記みたいな感じでいきますんでヨロシク。

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私とゴールキーパー

私は幼稚園のころからサッカーを習っていました。

川内監督という監督のもとで練習していました。

黄色いマーカーでコートを形どり、赤いコーンを2本立ててゴールと成し、その中で同じ年代の子たちと試合したりして練習していました。

そこでの私のポジションはいつも決まっていました。




ゴールキーパー




時は過ぎ私が小学3年生のとき、保育園の年長さん、小学1,2年生を森山という「超」がついてもいいくらいの田舎で過ごしていた私は、小学3年生から別居していた父のもとで生活するようになりました。

転入した学校の名は市立旭ヶ丘小学校、全校生徒700人前後の学校でした。

その学校には、当然といえば当然なのだがサッカー部がありました。

私が以前通っていた森山東小学校は全校生徒200人くらいの小さな学校でした。

当然部活というものがありませんでした、少なくともサッカー部は。

ですのでサッカーをずっとしたかった私は、旭ヶ丘小学校ですぐにサッカー部に入部しました。

部活生は、30名ほどいたでしょうか、グラウンドをランニングしていた記憶があります。

実はその記憶しかありません。

入部初日、私は勇んで練習に参加しました。

しかし、上級生の態度は悪いわ、練習はまじめにしないわで、もう最悪でした。

そのサッカー部は市でも1,2を争うくらい強かったのですが、私自身、ここにいても強くなれない、そう感じました。

3日後には退部届けを出しにいきました。




サッカーをしたいのにできずに、悶々とした気持ちで過ごしていたある日、来訪者が現れました。

玄関先にいたのは、なんと川内監督でした。

あれから2年、音沙汰もありませんでしたので、正直驚きました。

監督は、ここ大村市で新しいクラブチームを作ったので、是非私にメンバーに加わって欲しいとのことでした。

クラブ名は「キックスFC」

少々迷いましたが、他に行く当てもないので入部しました。

そこでの私のポジションは、もちろんゴールキーパーでした。




発足してすぐのころはメンバーが11人に達していませんでしたので、公式戦に出れませんでした。

弱小チームとはまさにこのことでした。

それでもメンバーを増やしつつ、私が6年生のころには他のチームと真っ当にやり合えるほどになっていました。

先ほどネットで調べてみたところキックスFCのHPが見つかりましたのでリンクしておきます。

HPを見ていただければお分かりいただけるように、ココ最近でキックスFCはいわゆる強豪チームになっていました。

試合のたびに優勝・準優勝を量産して、トーナメントではシード権すら獲得していました。

正直最初は同名の別のチームだと思っていました。

しかし、監督名が「川内 満」、川内監督ご本人でしたので認めざるを得ませんでした。

私はこれを見たとき嬉しかった。

自分のチームが強くなっている、とても嬉しかった。




そんなこんなで時は流れに流れ先日3月13・14日、「球技大会」がありました。

そこで私たちのクラスの男子の一部はサッカーに出場することにしました。

そのなかにもちろん私も含まれています。

しかし、メンバーはおそらく参加チームの中で最弱であったでしょう。

まぁ、ある程度上手い人はいます。しかし所詮烏合の衆、お世辞にも褒められたものではありませんでした。

昼休み、日曜日と私たちは下手なりにも一生懸命練習しました。

そして試合当日、みんな日々の練習成果を見せてやろうと思っていたと思います。

試合開始のホイッスルが鳴り響く、私のポジションは「ゴールキーパー」でした。

自軍ボールで開始した試合、ボールがディフェンスラインまで下げられる、なぜか無駄にボールを回している。

明らかにみな緊張していた。

パス回しの途中、相手にボールを奪われ、センターリングをあげられるが、なんとかディフェンスの一人が体で防ぎ、敵コーナーキックへ。

私はその日、ゴールキーパーの相棒ともいえるキーパーグローブ(キーテブ)を装着していました。

(あいつキーテブ付けてるよwww)(マジうざくない?)(どうせ下手いんだろ)

敵はあからさまに私に聞こえるようにそんな会話をしだしました。

(ふん、言ってろ)

とりあえず、私はコーナーキックに集中するようにしました。

(プレイで、魅せてやればいいんだ)

敵がコーナーキックを上げてくる、見事な放物線、流石はサッカー部。

それは、まるで敵の頭に吸いつけられるかのように飛んでいきました。

敵のヘディングがボールをジャストミートで捉える。

刹那、そのボールはみるみるゴールネットに突き刺さろうとしていました。

上部ゴールポストの10cm下を飛翔するボール、素人なら、まず反応が遅れる位置・スピードでした。

(オレは、素人じゃねぇ!なめるな!)

負けたくない、その気持ちだけが私を動かしていました。

そして長年の経験から培われた勘で、私は両の手ですかさずボールを弾きました。

私の両の手で弾かれたボールは、上部ゴールポストの上を、枠を外れていきました。

沸き起こる味方の観客の歓声。

(あいつ、上手いぞ…)

相手から聞こえてくる動揺の声。

(よしっ!)

私は心の中で小さな達成感を覚えました。

しかし、相手はサッカー部4人を有し、そのうち2人は県選抜選手、かたや私のチームは経験者6人、それも小学校のころという、なんともお粗末なチームでした。

サッカーはチームプレイです。11人のうち1人でも下手なやつがいたら、そこから突き崩されます。

私たちのチームは穴だらけでした。すぐに裏をとられセンターリング、それの繰り返しでした。

いくら上手い選手でも、何度も何度もシュートを打たれていては、いつかは決められて今います。かの守護神・川口でもそうでしょう。

私もとうとう1点許してしまいました。

それはセンターリングをボレーシュートで合わせて放たれた、高速シュートでした。

まったく反応できませんでした。顔をボールのほうに向けたときは既にゴールネットに突き刺さった後でした。

(ああ、これがサッカー部の力か)

正直無理だと思いました、あんなシュート止めれない、と。

それでも味方が1点決めてくれて、前半終了。

これで1-1の同点。

少しは勝機があるかな?そう思いました。

しかし現実は甘くありませんでした。

敵ボールから後半戦がスタート。

敵の動きがまるで違った。

1点決められたことに焦ったのか、前半戦以上に動きが機敏になっていました。

敵のシュートの頻度も上がり、私は次々と点を許してしまいました。

最終結果1-4

惨敗というべきなのか敢闘というべきなのか、分かりませんが、私は、頑張った。

総シュート数15本以上、コーナーキック・センターリング20本以上、僅か30分足らずでここまで打たれて、4失点に抑れたことは、正直自分を褒めてやりたかった。

みんな褒めてくれた、嬉しかった、けど顔には出さなかった、当たり前だ。

試合終了後、相手チーム選手から意外な言葉を聞いた。




「お前上手いね、サッカー部に入ればよかったのに」




私は、その時、思った。そういう選択肢もあったのだと。

私は高校に入学したとき、諦めていた。

我が校のサッカー部はインターハイに出場するほどに強かった。

だから、中学校のころサッカーをしていなかった自分には無理だと。

今更ながら、馬鹿なことをしたなと、思った。




二日目の試合は、最悪だった。昨日からの疲れのせいか、みんな動けていなかった。加えて、敵が殆ど手加減してくれなかった。そのチームはサッカー部を6,7人有していた。

結果は0-6

まさに惨敗である。シュートコースががら空きなため、昨日に増して正確なシュートが放たれ、流石に止め切れなかった。

試合終了後、木陰で下を向いてうな垂れていた私の前に誰かが立っていた。

靴に書いてある名前をちらりと見てみる、知らない名前。

顔を上げてみると、一人の男が、私に手を差し伸べて、立っていた。

私は握手を求められていた。

ゆっくりと手を上げて、相手と握手する。

「上手いね」

その男は、私が味方に徹底マークを要求した、背番号4の男だった。

彼は素晴らしいシュートを何本も放ち、私とゴールを脅かした。

結局、何点彼に決められたかは知らないけど、彼は、私にお褒めの言葉をくれた。

嬉しかった。

まず人からそのような状況下で握手を求められたことが無かった。

加えて「上手いね」の一言。

嬉しくならない人間がいるのだろうか?

自分より上手い選手に認められる、とても嬉しかった。




ゴールキーパーをしていて、よかった。




ゴールキーパーは、とても精神力のいるポジションです。

いつシュートを打たれるか分からない、そんな状況下で冷静に戦況を把握し分析し、相手のシュートコースを読む。

体力的にはそこまで疲れませんが、精神的にはそうとうきます。

怒ったりして集中力を切らしたら少しまずいです。

そういう時は心を落ち着かせないと、相手のシュートコースが読めません。




私は自分がゴールキーパーであることに誇りを持っています。

自軍最後の砦を任された守護神、自分が負けると試合は負ける。

そんなゴールキーパーのポジションに誇りを持っています。

願わくば、第2の人生があるとするならば、ゴールキーパーの道を歩みたいと思う。

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  1. 2007/03/17(土) 00:54:21|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

なんか読んでて感動した(´;ω;`)ウッ…
  1. 2007/03/18(日) 14:23:00 |
  2. URL |
  3. TOSHI #byv8S4qY
  4. [ 編集 ]

オレにはそんな実力はない!!せいぜい、一般人で通用するレベルだな…
  1. 2007/03/19(月) 09:11:36 |
  2. URL |
  3. BIGWATER #-
  4. [ 編集 ]

>TOSHIさん
感動しましたかwwwなんか嬉しいですw

>BIGWATERさん
オレはいつの間にか上手くなってました、中学のときしてなかったのに…謎だwww
  1. 2007/03/19(月) 19:31:16 |
  2. URL |
  3. 武者小路 #-
  4. [ 編集 ]

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